PROFILE
埼玉医科大学卒業。沖縄にて初期臨床研修修了、東京女子医科大学病院消化器病センター内科へ入局。女子医大消化器内科助教となり女子医大炎症性腸疾患センター所属、複数の出向病院で内視鏡診療・治療、胃がん・大腸がん・肝胆膵・炎症性腸疾患などの治療に従事。2023年4月に池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック開業。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、一般社団法人日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医、難病指定医などの資格を有する。
現在の仕事についた経緯
幼少期より、人々のお役に立ちたいという思いを抱いておりました。医療系の漫画やドラマを通じて医師に憧れ、その道を志しました。医師となってからは、病気の早期発見や治療を通じて患者さんの人生に深く関わり、患者さんが元気になられることに大きな喜びを感じております。初期研修期間中に消化器疾患で亡くなられた担当患者さんとの出会いを契機に、内視鏡技術を極めてさらに多くの命を救いたいと考えるようになりました。日本の優れた医療技術・日本発祥の医療機器を活かし、多くの命を救う覚悟でこの分野に取り組み、胃がん・大腸がんの啓蒙活動と内視鏡診療の普及に努めております。
仕事へのこだわり
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性、女性ともに2人に1人とされ、がんで死亡する確率は男性で4人に1人、女性で6人に1人となっています。
その中で胃がんや大腸がんは早期発見、早期治療することで治せる病気ですし、予防できることも多いです。大腸がんの罹患数はがん全体の中で男女計1位(女性2位、男性2位)、死亡数はがん全体の男女計2位(女性1位、男性2位)と上位であり、今なお増え続けています。胃がんの罹患数はがん全体の中で男女計3位(女性4位、男性4位)であり、死亡数はがん全体で男女計4位(女性5位、男性3位)となっており、ピロリ菌除菌に伴い減少しておりますが未だに上位となっています。
私が医師としてこれまでに培った知識や技術を社会に還元することを考えた際、特に内視鏡診療と消化器診療の分野で多くの方々の健康維持に貢献できると確信し、開業に至りました。内視鏡検査を受けていれば救えた命や、実際に検査を通じて救われた命を数多く経験してきました。この経験から、その重要性を皆様にお伝えし、より広く社会に浸透させるために全力で取り組む必要があると感じています。そのため今までは臨床医として治療すること、目の前の患者さんと向き合うことを考えておりましたが、医療機関に受診する前の方々に検査や早期治療の重要性を伝えていくことも仕事として考えております。
今後の展望・私の夢
日本における胃がん・大腸がんの死亡率を低下させることに貢献したいと考えております。そのためには、日本でトップクラスの内視鏡クリニックを築き、多くの患者さんに信頼され、検査を受けたいと思っていただけるクリニックを目指しております。胃がんはピロリ菌除菌によって減少傾向にありますが、依然として感染者や除菌後の方でも発症するリスクがあります。一方、大腸がんは増加傾向にあり、大腸がん検診の普及や内視鏡検査の推進、そして腫瘍性ポリープや早期大腸がんの治療によって、高い治癒率が期待できます。いずれの疾患も早期治療によって死亡率を低下させることが可能です。病気の早期発見と早期治療によって多くの方々を救うことが私の使命であると感じております。この必要性を一人でも多くの方に知っていただきたいと思います。そして、5年後、10年後の患者さんの人生だけでなく、そのご家族やご友人の貴重な時間や思い出のため、このクリニックとの出会いが患者様の人生や健康において重要な転機となれるよう、その夢に向かって全力で邁進してまいります。
若者へのメッセージ
時間はあっという間に過ぎ去ります。過去を振り返ると、辛い時期を乗り越えた経験は、これからの障害を乗り越えるための大切な財産となっています。若いうちはコストパフォーマンスに関係なく、経験という財産を大切にし、与えられた仕事の内容を選ぶことなくどんなことも経験されることをお勧めいたします。大変な時期もあるかと存じますが、その試練を乗り越えた先には成長が待っております。
池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院
https://www.ikebukuro-cl.com