Healthcare journal

渡海 義隆
2025.09.30 Tue
半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック 院長 渡海 義隆

PROFILE

2008年筑波大学医学専門学群卒業。その後、がん・感染症センター都立駒込病院、がん研有明病院などの国内有数の癌専門病院・消化器クリニックで消化器の診療に従事。中でも専門分野として、食道癌・胃癌におけるAIを用いた研究、ピロリ菌除菌後発見胃癌など癌の発見に関する研究にたずさわり、数多くの胃癌、食道癌、十二指腸癌、頭頚部癌、大腸癌の診断及び内視鏡治療を行ってきた。その後、2024年に半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニックを開業。

現在の仕事についた経緯

 中学生の頃、よく一緒に遊んでくれた親類が癌に罹患し、「助けたい」と思ったのがきっかけでした。大学卒業後、消化器癌の内視鏡診断の奥深さに魅了され、がん研有明病院などで内視鏡検査、先端治療であるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)も数多く行ってきました。また、消化器癌は早期の段階で発見できれば完治が可能です。そのため、いかに見落としのない内視鏡検査を行うことができるかどうかで患者さんの人生が変わるといっても過言ではありません。より身近な場所で苦痛が少ないだけではなく、質の高い内視鏡検査を提供したいと思うようになり、開業を決意しました。また、患者さんとのコミュニケーションが好きで「もっと密に寄り添い、関わり続けたい」という思いが強かったのも、開業を志した理由の一つです。

仕事へのこだわり

 病院を受診することや内視鏡検査を受けることは、特に若い方にとってはとても勇気のいることだと思います。また、我々にとっては大勢の中の1人の患者さんでも、患者さんにとってはその方の大事な人生です。
そのため、「来てよかった」と思ってもらえるようなクリニックの雰囲気づくりや質の高い検査および治療を一人ひとりに提供することを第一に心がけています。

今後の展望・私の夢

 一人でも多くの方が「ここに来てよかったな」「また次機会があったらこのクリニックに来たいな」と思ってもらえるようなクリニックづくりをしていきたいと思います。そのためには、スタッフを含めた雰囲気づくりはもちろんのこと、最先端の知識を常にアップデートし、これまで培ってきた内視鏡技術や診断能力を十分にはっきしていくことが大切だと思っています。

若者へのメッセージ

 脂っこいものを食べたらすぐに下痢をする、緊張するとおなかが痛くなって下痢をする、血便が頻回、・・・、当てはまるものはありませんか?悩んでいるのはあなただけではありません。
体質も関係しますが、潰瘍性大腸炎などの重篤な疾患が原因となっている可能性もあります。また、近年癌も若年化が報告されています。少しでも気になる症状がある場合には、ためらわずに一度消化器内科の受診をお勧めします。

半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック
https://tokai-naishikyo.jp

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