モデルや女優に限らず、幅広い層に広く知られるようになった白湯(さゆ)。コンビニでもペットボトルの白湯が売られるようになり、一種のブームとなっています。「朝起きてすぐに白湯を飲め」「毎日白湯を飲むべき」「白湯は意味がない」…白湯に対する意見はさまざまですね。そこで今回は、白湯を飲むメリットや正しい飲み方、おすすめの美容法を紹介します。
白湯の効果
美肌効果、ダイエット効果、デトックス効果、免疫力を高める効果などがあるとされている白湯。年齢や性別を問わずすべての人におすすめしたいので、白湯によって得られる効果をみていきましょう。
①花粉症に効く?
日本人の国民病ともいわれる花粉症。春先のみならず、年中辛い思いをしている方もいらっしゃいます…そんな花粉症には、白湯がおすすめです。
50~60度の白湯を飲むと、内臓の温度が上がります。身体が内側から温まると血行が良くなりますし、免疫力も上がります。免疫力が高すぎると花粉症の症状が悪化しますが、免疫力が低すぎるのも体調が悪くなる原因となります。
②美肌になれる?
美肌の条件である「ターンオーバー」という言葉を聞いたことはありますか?白湯を飲むと血行が良くなり、老廃物が排出されやすくなります。ターンオーバーが整うと、バリア機能が正常に働き、外部からの刺激や肌荒れを防いでくれます。美肌を手に入れるためには、ターンオーバーを整えることが重要なのです。
③顔が小さくなる?
白湯を飲むだけで顔が小さくなることはありませんが、むくみを解消する効果は期待できます。みなさんは普段どれくらいの水を飲みますか?厚生労働省によると、体重60kgに対して1日1.2リットルの水を飲むことが推奨されています。一度に大量に飲むとむくみやすくなるので、こまめに水を飲むようにしましょう。
④便秘が治る?
温かい白湯には、胃腸の働きを高める効果があります。蠕動運動(ぜんどう うんどう:腸の動き)が活発になり、便秘改善につながるのです。また、ストレスや緊張が原因の便秘には、リラックス効果のある白湯がおすすめです。キンキンに冷えた水はおいしいですが、胃腸を急激に冷やしてしまいます。消化不良や便秘、肌荒れを避けたい方は、生活の中に白湯を取り入れてみてください。
正しい白湯の作り方
健康に良いとされている白湯ですが、厳密にいうと「お湯」とは別物です。では、美容目的で取り入れる「白湯」は、どのように作ればよいのでしょうか?
①ケトルで作る
水道水とやかんがあれば白湯は簡単に作れます。お湯と白湯の違いは、簡単に言うとカルキが抜けているかどうかです。塩素で消毒された水道水は、カルキくさいといわれますよね。水道水に残った塩素やトリハロメタンは、煮沸することで取り除けるのです。やかんの蓋を開けた状態で10〜15分ほど沸騰させ、50度くらいまで冷ませば白湯の完成です。鉄瓶で白湯を作る美容法もあるので、試してみてくださいね。
②電子レンジで作る
電子レンジでは煮沸が難しいため、ペットボトルの水を用意してください。水をマグカップに入れ、1分~2分ほど温めてください。電子レンジの機種やワット数によって異なるので、50度くらいになるように試してみてください。
③ウォーターサーバーで作る
お湯が出るタイプのウォーターサーバーであれば、温水と冷水を混ぜるだけで白湯が作れます。50度くらいになるように調節しながら入れてみてください。
白湯のデメリット
美容や健康のために毎日取り入れたい白湯ですが、飲みすぎには注意が必要です。白湯の飲みすぎによるデメリットをいくつか紹介します。
①飲みすぎるとむくむ
むくみ改善に効果的な白湯ですが、飲みすぎるとむくみやすくなります。冷水や常温の水よりも白湯の方がおいしい、と感じる方もいますが、大量に飲むことはおすすめできません。起きてすぐ、お風呂あがり、寝る前などに少量ずつ飲むと良いでしょう。
②睡眠の質が低下する
寝てる間にかく汗の量はコップ1杯ほどといわれています。そのため、就寝中の脱水症状を防ぐためにも、寝る前に白湯を飲むことは良いでしょう。しかし、飲みすぎるとトイレが近くなるため、睡眠の質が低下します。寝る前に飲む白湯の量は、コップ1杯以下にしておきましょう。
③水分バランスが崩れる
白湯を飲む量と飲むタイミングによっては、体内の水分バランスが崩れてしまいます。食後すぐに白湯を飲むと消化液が薄まり、消化不良につながります。お腹が緩くなり、下痢しやすくなる場合もあるので、食後30分〜1時間ほどたってから白湯を飲むと良いですね。
おすすめの美容施術
白湯が習慣づき、美意識が高まっている方も多いでしょう。中には、毎日の白湯だけでは美容効果が物足りない、という方もいるかもしれませんね。ここでは、そんな方におすすめの美容医療をいくつかご紹介します。
①美容点滴
手軽に受けられて続けやすい美容医療に美容点滴があります。高濃度ビタミンC点滴、二日酔い防止効果、ダウンタイム軽減点滴など人気の施術が多くあります。日焼けした方や肌の色を薄くしたい方には、白玉注射とも呼ばれる美白注射がおすすめです。
②レーザー
さまざまな悩みにアプローチできるレーザー治療。ニキビ治療、クレーター治療、肌質改善、美白、クマ治療など、悩みに合ったレーザー機器の選択が可能です。
③小顔整形
「顔を小さくしたい」「角ばった輪郭をたまご型にしたい」「エラが気になる」…このように、顔の形に関する悩みには糸リフトや脂肪吸引、ボトックス注射やハイフがおすめです。
美容クリニックでは、ダウンタイムが短いものから、大幅な変化が得られるものまで幅広くお選びいただけます。
まとめ
今回は、白湯(さゆ)の美容効果や正しい飲み方を詳しくご紹介しました。美肌効果や小顔効果が期待できる白湯は、花粉症や便秘にも良いということが分かりましたね。やかんや電子レンジがあれば簡単に作れますし、コンビニやスーパーでも購入できるので、生活の中に白湯を取り入れてみてください。また、白湯が習慣づいてきた方には、定期的な美容医療もおすすめです。
医療法人Medical Innovation
理事長 杉崎 裕斗
http://global-beauty-clinic.com/