関西を中心に地域密着型コミュニティホテルを展開する株式会社ホロニック(本社:神戸市東灘区、代表取締役:長田一郎)が運営するホテル「セトレならまち」は、2020年4月より「SAVE THE DEER」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは奈良県発祥の「風呂敷」をホテルオリジナルデザインで制作・販売し、その売上金の一部を一般財団法人奈良の鹿愛護会に寄付するという取り組みです。
奈良の魅力を発信するセトレならまち
「セトレならまち」は、地上4階建て、客室32室を持ち、レストランも併設されています。このホテルは、奈良の歴史、自然、文化、食、芸術を発掘し、ホテルを通してその魅力を発信することで、奈良の活性化を図っています。また、社会課題の解決にも取り組んでいます。
鹿を守るためのプロジェクト
今回のプロジェクトは、エコツーリズムに重点を置き、インバウンドプロモーションを手掛けるREMARK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鈴木総一)との協力で実現しました。奈良には年間約1,700万人の観光客が訪れ、多くの人が奈良公園で鹿と触れ合います。しかし、観光客が捨てた買い物袋などのプラスチックごみを鹿が誤飲し、命を落とす事件が発生していることが問題となっています。さらに、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少し、餌をもらえない鹿が駅まで餌を求めにきていることも報告されています。
環境問題への取り組み
「観光が環境を変えてはいけない。観光が環境を守るべきである。」という考えから、セトレならまちは環境保護に取り組んでいます。環境問題は年々深刻化し、急激な経済成長に伴い環境破壊も進行しています。日本は環境問題への意識が非常に低く、G7の中でも関心が最下位という現状です。
このため、セトレならまちは鹿を守るとともに、日本の環境問題への意識を高めるために、風呂敷を推奨しています。奈良は風呂敷の発祥地であり、昔は旅行カバンとしても愛用されていました。風呂敷は1枚の布で様々な用途に使える万能なもので、日本の伝統文化を生かしながら環境を守ることができます。
風呂敷を使うことでできること
1.鹿の誤食防止:プラスチック袋を風呂敷に変えることで、鹿の誤飲を防ぐ。
2.プラスチックごみの軽減:風呂敷は繰り返し使えるため、プラスチックごみの削減に繋がる。
3.日本文化をエコ文化に:風呂敷は奈良発祥の地。昔は旅行かばんとしても愛用されていた
風呂敷の利用は、観光客にとっても手軽にできる環境保護の第一歩です。この機会に、風呂敷でエコな旅を始めてみてはいかがでしょうか。
『風呂敷 furoshiki』
販売価格:4,400円(税込)
販売場所:セトレならまち
寄付:売上金の一部を一般財団法人「奈良の鹿愛護会」に寄付
セトレならまちの概要
住所:奈良県奈良市高畑町1118
電話番号:0742-23-2226
営業時間:火曜定休
アクセス
近鉄電車:近鉄奈良駅3番出口より徒歩約8分
JR:JR奈良駅東口より徒歩約15分
プロジェクトメンバー
REMARK株式会社:日本の商取引と海外の最先端マーケティングノウハウを持つユニークなエージェンシー。
住所:東京都千代田区丸の内2-2-2
代表者: 代表取締役 鈴木総一
URL:https://www.thinkremark.com/ja/
一般財団法人「奈良の鹿愛護会」について
奈良の鹿愛護会は、天然記念物「奈良のシカ」の保護育成のために、種の保存継承と保護思想の普及を図り、鹿と共生する地域社会づくりの推進に寄与することを目的とし、「奈良のシカ」の保護育成、保護事業のための調査研究、保護思想の普及啓蒙、生息環境保全活動及び環境教育、恒例伝統行事の保存継承などの活動を行っています。