『慢性疲労』についてのアンケート結果レポート
【設問の概要】
シニア層の何割が「慢性疲労」を感じている?
「慢性疲労」によって日常生活や活動にどのような影響が出ている?
「慢性疲労」を回復させるために試している方法は?
【調査対象】
「コスモラボ」のアンケートモニター
【調査方法】
ネットリサーチ・対面回収
【調査時期】
2023-09
【回答者数】
442
【調査結果】
合わせて6割強の人が、普段の生活で慢性疲労を「感じている」、「やや感じている」と回答した
慢性疲労を感じている期間について、4割の人が「6カ月程度」と回答した。
疲労感について、6割弱の人が「軽度(日常生活にほとんど影響がない)」と回答した。
身体的、精神的な疲れを比較した際、5割弱の人が「身体的な疲れの方が多い」と回答した。
身体的な疲れを感じる箇所について、最も多い回答は「腰」だった。
慢性疲労によって日常生活や活動に出ている影響について、1番多い回答は「日常的な活動への参加減少」だった。
慢性疲労の主な原因だと思うものの第1位は「高齢」だった。
慢性疲労を回復させるために試している方法について、最も多い回答は「睡眠時間の確保」だった。
【総評】
シニア層に「慢性疲労」についてアンケートを取ったところ、6割以上が日常的に慢性疲労を感じていることが明らかになりました。
慢性疲労を感じている期間は多岐にわたり、4割の人が「6カ月程度」、3割の人は「1年程度」、さらには「10年以上」と回答した人も1割以上いることから、一時的な疲れではなく、長期にわたる問題にもなっているようです。
疲労の程度も「軽度」から「中度」と幅広く、日常生活への影響も個人差が大きいことが伺えます。
多くのシニアが感じる身体的な疲れは、特に「腰」、「肩・首」、「足」という身体の主要な部分に集中しています。これらの部位の疲労は、日常生活の中での活動制限に直結し、「日常的な活動への参加減少」、「身体的な健康問題の増加」、「精神的な不調」といった具体的な問題を引き起こしていることが分かりました。
慢性疲労の主な原因としては「高齢」が最も多く挙げられていますが、「ストレス」と「睡眠不足」も大きな原因であると認識されています。互いに影響し合い、疲労感を悪化させる要因となっているため、複合的な対策が必要とされているのではないでしょうか。
慢性疲労の改善に向けた対策としては、まず「睡眠時間の確保」が挙げられました。また「休息・休暇の取得」、「運動・筋トレ」も多く挙がっていることから、様々な対策を試みている様子が見受けられました。
疲労を管理し、より活動的な生活を送るためには、適切な睡眠、栄養、そして身体活動のバランスを見直すことや、家族や友人、地域社会とのコミュニケーションを保ち、精神的なサポートを受けることも必要だと考えられます。
個々の状況に合わせた対策を見つけ、積極的に実践することが、健康で活動的な高齢期を過ごすための鍵となるのかもしれません。
〈企業情報〉
コスモヘルス株式会社
代表取締役 小塚崇史
コスモヘルスが運営するコスモラボは、シニアに特化したマーケティングリサーチサービスです。
会員の約6割が70歳以上であり、アクティブシニアの本音を知ることで、
製品PRや新規サービスの開発に活かせます。
https://cosmolab.jp/c