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犬にも花粉症がある!?原因と対策をご紹介
2025.02.04 Tue
いいなみ株式会社 犬にも花粉症がある!?原因と対策をご紹介 https://iinami.co.jp/

今年の花粉症は昨年に比べて早い出だしとか。すでに花粉に敏感になられている方も多いのではないでしょうか。多くの方がお悩みの花粉症ですが、犬には花粉症はあるのでしょうか。今回は、ペット事業を展開されるいいなみ株式会社代表岩井ゆかりさまにお話を伺いました。

犬も花粉症がある?

実は、犬にも花粉症があります。正確には、「花粉症」というより、花粉によるアレルギー症状と捉えた方をします。犬の場合、お散歩やお出かけなどによる、外に出る機会がありますので、どうしても花粉をダイレクトにまとってしまいます。(マスクも眼鏡もつけないでしょうしね。)また、飼い主さんが外から持ち帰ってくる花粉もありますし、室内だけで飼う犬でも、花粉症を引き起こすことがあります。

犬は人間のように自分で症状を訴えたり、病院へ行ったりすることができないので、、なにか目がかゆそう、くしゃみが多い、などの症状を、飼い主さんが気づき、早い段階で動物病院を受診されると良いでしょう。

花粉症の症状|犬と人間の違い

「花粉症」とは、花粉によって生じるアレルギー疾患を指します。花粉自体に症状を起こさせる毒性はありませんが、身体がそれに反応してしまうことで、様々な症状が引き起こされます。

犬の花粉症はどこに現れやすい?

犬の花粉症での主な症状は人に似ていますが、犬の場合はくしゃみなどの鼻炎症状よりも、皮膚のかゆみなどが一般的です。もちろん、くしゃみや鼻水、結膜炎といった症状もありますが、多いのは皮膚炎とされています。また、頻度は不明ですが、花粉が引き起こす、喘息(ぜんそく)の発症も報告されています。

■犬に以下のような症状が現れたら、花粉症の可能性があるので気を付けてあげるようにしましょう。

症状
· 皮膚をかゆがる
· 身体のあちこちを舐める
· 咳をする
· 身体を掻き過ぎて、毛の抜け方が激しい
· くしゃみ、鼻水が多い
· 目やにがいつもより多い
· 目の周りなどが赤くなる、目を気にする

原因は? アレルゲン?

アレルギーの原因となるアレルゲンは、犬ではまだ明確なデータがそろっていません。しかし、可能性のあるものとして春先はスギ花粉、他、イネ、ブタクサなどが挙げられます。動物病院では獣医さんの判断によりアレルギー検査を受けることができ、結果も教えてもらえます。

花粉症の症状がみられたら、どうするべき?

愛犬に花粉症のような症状が見られたとき、飼い主さんはどうするべきなのでしょうか?まずは、動物病院へ行って、アレルギー検査をしてみましょう。

治療方法は?薬は必要?

では、検査をした結果、花粉症だったとわかったとき、どのような治療方法があるのでしょうか。
人間と同様、根本的に治療することができる確実な方法というよりも、症状を抑えるための「対症療法」があります。

犬の花粉症対策

花粉症であることがわかったならば、アレルギー反応を起こさないよう予防することが大切です。実際に花粉症対策はどのようにすればよいのでしょうか。

犬のための花粉症対策をご紹介します!

対策方法
· 散歩後は愛犬の身体を拭いてあげる。目の周りも忘れずに
· 散歩では草むらに入らせない。
· 屋外でブラッシングをこまめにし、家内に花粉を持ち込まない
· シャンプーの頻度を増やしてかゆみを取る
· 家の中の掃除はいつも以上に念入りに(掃除機+水拭きまで)
· 高性能の空気清浄機を使用する

元気に花粉を乗り切ろう!

辛いのは人間だけではなく、実はイヌも花粉症に悩まされていることがあります。人がそうであるように、毎年、毎年、そのダメージには違いがあるかもしれませんが、「犬にも花粉症がある」。そう心にとめておくだけでも、この季節にそれらの症状がでていたら、花粉症を疑う判断になりますよね。獣医さんの力を借りて、つらい花粉を家族でのりこえましょうね。

いいなみ株式会社
代表取締役 岩井 ゆかり
https://iinami.co.jp/

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