Healthcare journal

犬の皮膚トラブル対策
2025.10.23 Thu
木原ペットクリニック 犬の皮膚トラブル対策 http://kihara-pet.com/

〜アレルギー・膿皮症に負けない「食事で育てる皮膚バリア」~
薬やサプリ・外用ケアだけに頼らず、食事から強い皮膚をつくる方法

犬の皮膚トラブルは薬や外側からのケアだけでは改善しません。
皮膚を育てる4つの栄養素と、日々の食事でできる体の内側からのケア方法に関して、
食事や自律神経のバランスを整え、動物たち本来の自己治癒力を引き出す治療を実践されている
「犬と猫の根本治療」にこだわる木原ペットクリニックの木原先生に解説していただきました。

▪️愛犬の皮膚トラブルと「栄養不足」の関係

愛犬の皮膚トラブル。かゆみ、赤み、フケ、乾燥・・・多くの子が悩んでいます。
その原因によって「アレルギー」「膿皮症」「脂漏症」など、さまざまな診断名がつきますが、
どんな診断名であっても実は、皮膚そのものの「栄養不足」が大きな要因となります。

皮膚は体全体を守る大切なバリア。
このバリアが崩れているからさまざまな皮膚トラブルが起きるのです。

そしてこのバリアの強さ、皮膚そのものの強さを決めるのは、
日々の食事から補給される栄養素です。

▪️皮膚を育てる栄養素と食材の力 

特に重要なのが、次の栄養素です。

・コラーゲン
皮膚の真皮層を構成するたんぱく質。
ハリや弾力を保ち、傷の回復を助けます。

・ムコ多糖類(ヒアルロン酸やコンドロイチン)
皮膚に潤いと弾力を与え、乾燥や炎症に対抗します。

・良質なたんぱく質
皮膚細胞の修復や再生の材料。
体調不良時や加齢で特に必要です。

・必須脂肪酸
炎症を抑え、バリア機能をサポートします。

これらはサプリメントに頼るより、食材から補給することが大切です。
サプリメントの加工された栄養素や、部分的に補給するよりも、
新鮮な食材からバランスよく栄養を摂ることが皮膚ケアの基本です。

市販のフードや偏った手作り食ではこれらの成分が不足することが多く、
結果として皮膚が乾燥し、刺激や感染に弱くなってしまいます。

▪️内側から「皮膚を育てる食事」を

皮膚は一朝一夕で変わるものではありません。

毎日の食事で必要な栄養素を積み重ねることが、皮膚バリアを強くし、
健康な状態を維持する唯一の方法です。
もし愛犬・愛猫が皮膚トラブルで悩んでいるなら、薬や外用ケアだけでなく、
内側から「皮膚を育てる食事」を考えてみませんか?

丈夫な皮膚をつくる!サプリメントに頼らず、食材から栄養を補えるレシピを毎月配信中。
サブスク型レシピ配信サービス「REAL DOG レシピライブラリー」の
最新の皮膚ケアレシピをぜひご覧ください。

詳しくはこちら▼
https://realdog.hp.peraichi.com/summer-terrine/?mc/dog-skin-barrier/

4つの栄養素の皮膚に対する働き(YouTube動画)
https://youtu.be/iL565fiP7Fs

協力/木原ペットクリニック
院長 木原 友子
http://kihara-pet.com/

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