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親が子どもの最高のロールモデルになる!子どもと親が軽やかに生きるためのコーチング「ままためコーチング塾」とは?
2024.11.28 Thu
株式会社ドラゴン教育革命 親が子どもの最高のロールモデルになる!子どもと親が軽やかに生きるためのコーチング「ままためコーチング塾」とは?

自身が教員を経験する中で、学校教育の考え方や教員の働き方への疑問や課題を感じるようになったことから独立し、株式会社ドラゴン教育革命代表取締役となった坂田聖一郎氏。運営する「ままためコーチング塾」では「学校教育にコーチングとやさしさを」をスローガンに、母親がコーチングを通じて自分自身を捉え直すことで、子どもも応援できるマインドにするというユニークなコーチングを行っている。「ままためコーチング塾」について、坂田氏に話を聞いた。

-「ままためコーチング塾」を始めたきっかけについて教えてください 

私が「ままためコーチング塾」を始めたのは、教員時代に抱いた大きな違和感がきっかけです。学校教育の現場はティーチングが基本で、一方的に教え込むスタイルが重視され、子どもたちの考えや意見を引き出す機会がほとんどありません。その背景には、型にはめることで管理がしやすくなるという理由がありますが、その代償として、子どもたちは自ら学ぶ力を育む機会を奪われてしまいます。13年間教員を務める中で、私はこの現実に疑問を感じ、同時に教員の働き方にも課題を見出しました。前年踏襲の文化が根強く、「生徒のため」と言いながら自己犠牲的に働く先生たちが多く、私も月に200時間を超える残業で心身ともに疲弊していました。どれだけ情熱を注いでも、学校を中から変えるのは不可能だと痛感しました。
そこで、私は子どもたちの未来のために、もっと根本的な部分にアプローチできないかと考えました。そして、「子どもたちに一番近い存在である母親や先生がコーチングを学べば、家庭も明るくなり、子どもたちも自分らしく育つのでは」と思ったのです。母親が、自分の軸を大切にしながら前向きに生きることが、子どもたちに大きな影響を与える。そう信じて、2022年に「ままためコーチング塾」を開校しました。 今、先生や保護者などの塾生たちが軽やかに生きられるようになることで、子どもと笑顔で向き合える姿を見ることが、私にとっての大きな喜びです。学校教育ではできなかった変化を、今ここから広げていきたいと思っています。

-「ままためコーチング塾」では親のコーチングが主ですが、親が変わることで子どもや家族にどのような良い影響があると感じていますか?

「ままためコーチング塾」では、母親が自分自身と深く向き合い、自分の考え方や捉え方の癖、特に否定的な思考パターンに気づくことをサポートしています。お母さん方が、自分に厳しくしてしまう習慣や、自己犠牲的な他人軸の生き方から生じるストレスに気づくことで、初めてその思考を手放すことができるのです。そして、自己否定を少しずつ解放し、自己肯定感を高めていくことが、家庭に大きな変化をもたらします。
母親が自分自身の価値を認め、自分を大切にできるようになると、子どもにもポジティブな影響が広がります。子どもに対しても、ありのままを肯定できるようになり、子ども自身「自分はこれでいいんだ」と思える安心感が心に生まれます。つまり、母親が自分を認められるようになると、子どもを一人の人間として尊重し、「この子はどんな未来でも切り開いていける」と本気で信じられるようになります。
こうした変化は、子どもにとっても大きなギフトです。母親が自分の軸を持ち、安定した気持ちでいると、子どもはその影響を敏感に感じ取ります。そして親が子どもに対して信頼を寄せていると、子ども自身も「自分はできる」「挑戦してみよう」と思えるようになり、自己肯定感が育まれていきます。また、母親が自分の夢や目標に向かって前向きに行動する姿は、子どもにとって最高のロールモデルとなり、「自分もこんなふうに挑戦していいんだ」と自信を持つことができるのです

-お母さん方が抱える精神的な悩みや負担に対して、どのようなサポートをされていますか?

母親が自分自身と徹底的に向き合い、自己理解を深めるサポートを行っています。まず、「原体験」を振り返り、過去の出来事が現在の考え方や物事の捉え方にどのような影響を与えているのかを探ります。こうして、自分の思考や感情の癖に気づき、「なぜこの場面でつらさを感じるのか」を理解することで、心の重荷を手放す準備ができるのです。
自分の中の否定的な思い込みに気づき、それを手放す訓練をすることで心が軽くなり、より自由に生きられるようになります。母親が自己否定を解放し、自己肯定感を高めることができると、子どもの可能性を心から信じられるようになり、「この子はどんな夢でも叶えられる」と応援できるようになります。こうした信頼の姿勢は、子どもの自己肯定感を高め、挑戦する力を育むのです。
また、コーチングを通じて感情を穏やかに保つマインドを整えるスキルも学び、ストレスに対応する力を養います。さらに、未来を見据えて理想のビジョンを描き、今の行動を見直すゴール設定を行います。こうしてお母さん方が心から満たされた人生を歩むことで、子どもたちの成長と家庭の安定に繋がっていきます。

-オルタナティブスクールの開校支援では、不登校児童とその保護者がどのように心の負担を軽減し、新たな環境で成長できると感じていますか?

不登校の子どもを抱える保護者の悩みは非常に根深いものです。保護者の多くは、「学校に行けない子どもをどうしたらよいのか」という途方もない不安を抱え、「子どもの将来はどうなるのか」「親として何か間違ったことをしてしまったのか」といった自己批判や罪悪感に苦しんでいます。これらの悩みは、社会的なプレッシャーや学校に通うことが当たり前とされる価値観により、さらに重く感じられるのです。
しかし、私たちは「不登校であってもその子の価値は何一つ変わらない」と考えています。大事なのは、子どもたちが自分らしく安心して学べる環境を作ることです。これにより、子どもたちは自信を取り戻し、自分のペースで成長していくことができます。こうした環境は、自己否定感に悩む子どもにとっても、深い悩みを抱える保護者にとっても救いとなります。
さらに、ままためコーチング塾では学校教員や保護者が多く、不登校の子どもを支援したいと考えている塾生たちにとっても、この取り組みは意義深いものです。支援の過程で、塾生は子どもたちの心に寄り添いながら実践的なサポートを提供し、より大きな達成感と成長を感じられます。こうして、保護者も塾生も新たな希望を見出し、子どもたちが生き生きと学べる未来を共に作っていくことを目指しています。

-今後「ままためコーチング塾」やオルタナティブスクールで目指すゴール、そして読者に伝えたいメッセージがあればお聞かせください。

子どもたちが、学びたいことを学びたい人から学べる社会を作りたいと考えています。その一つがオルタナティブスクールです。
不登校の子どもを持つ親の悩みはとても深刻です。ですが、「どんな状況でも、子どもや親の価値は変わらない」と信じています。私の娘も不登校ですが、娘が不登校になったとき、妻はとても思い悩んでいました。「このままでいいのか」「娘の将来はどうなるのか」と焦りや不安が押し寄せていました。これまで専業主婦で子ども中心の生活だったからなおのことです。しかし、コーチングを通じて、自分自身と向き合い、自分のやりたいことを見つけたのです。そして夢だった米粉ドーナツ店をオープンさせ、今では娘もそのお店を手伝っています。
普通の小学生にはできないような経験を、娘はこの店を通じてたくさん積んでいます。例えば、お客様と接したり、商品づくりに携わったりと、実際の社会体験ができるのです。この経験からも、「学びの場は学校だけであるはずがない」と強く感じました。不登校という状況は、一見すると困難に思えるかもしれませんが、新しい学びのチャンスにもなるのです。実は妻に続き、私の大好きなラーメン店のオープンを検討しています。そこで、不登校児童が社会を体験をできるようなことができないかと考えています。
自分らしい生き方を見つけ、家族みんなが前向きに生きられる未来を、コーチングを通じて自分自身が体現しながら伝えていきたいと思っています。

【ドラゴン先生やコーチングをもっと知りたい方に】
https://x.gd/fWgiZs

株式会社ドラゴン教育革命
代表取締役 坂田聖一郎
事業家、講演家、YouTuber、SNSマーケター、教育革命家。愛知教育大学教育学部卒業後、東京NSC9期に入学。同期だった現在「しずる」村上純とコンビを結成するも解散。愛知県豊田市の正規教員として11年(小学校4年間、中学校7年間)勤務。2020年、「株式会社ドラゴン教育革命」代表取締役に就任。2022年「ままためコーチング塾」をスタート。受講生は500人を突破。現在の総フォロワー28万人。

毎朝YouTubeライブを2年以上配信中。
https://www.youtube.com/@dragonteacher
Voicyパーソナリティとして毎日配信中。

さらに2024年10月には名古屋にて「米粉ドーナツ専門店nicomeco」をオープン。今後2025年にはラーメン事業にも参入予定。

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