現在の仕事についた経緯

　私が医師になりたいと思ったのは、家族の病気がきっかけです。家族の主治医だった先生は、病状や治療について丁寧に説明し、親⾝になって診療してくださる⽅でした。家族の付き添いの中で医師の働きぶりを⽬にするうちに、⾃然と「病気で困っている⼈を助ける仕事に就きたい」という思いが芽⽣え、医師を志すようになりました。

仕事へのこだわり

　医師としてのキャリアをスタートして以来、一貫して大切にしてきたのは、「目の前の患者さまの声にじっくり耳を傾けること」です。症状だけでなく、患者さまが何を目的に来院されたのか、どのような不安や背景を抱えているのかを丁寧に汲み取ることを大切にしてきました。家族構成や生活環境、仕事の状況など、いわゆる「生活歴」にまで考慮してお話を伺うことで、その方にとって最も適切な医療を提供することを心がけています。こうした姿勢は新人時代から変わらず、どんなときも「人を見る医療」を追求してきた私の診療スタイルの根幹となっています。

今後の展望・私の夢

　これからも、世代を超えて地域の皆さまに信頼され、必要とされる医療機関であり続けたいと願っています。単に病気を診るのではなく、一人ひとりの人生に寄り添う姿勢を大切にしながら、どのような世代の方にも安心して通っていただける「地域のかかりつけ医」としての役割を果たしていきたいと考えています。時代や医療の変化に柔軟に対応しながらも、患者さまとの信頼関係を何より大切に、温かく質の高い医療を提供し続けることが、私の変わらぬ目標です。

若者へのメッセージ

　現代はデジタル技術の進歩により、かつてないほど便利な時代になりました。しかしその一方で、昔から大切にされてきた価値や、人と人とのつながりの温かさといった“従来からの既存の価値のあるもの”にも、しっかりと目を向けてほしいと思います。

さいとう内科クリニック
https://saito-naikacl.com/